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About Woodvinegar 木酢液の
製造工程

それは古来より続く、
大地からの贈り物
樹木から採れる自然のお酢、
木酢液

「木酢液」とは、樹木から採れる自然のお酢です。木酢液の工程は、古来より連綿と続く日本発祥の文化でもある炭焼きからはじまります。昔から炭焼き農家では、木酢液を生活の中で活用してきました。例えば、消臭、害虫忌避、水虫・スリ傷緩和、さらに植物活性化などに使われていました。当社では、木酢液に秘められた自然の力を引き出し活用する研究・開発に、およそ半世紀にわたり取り組んでいます。

森林を守り、
そして育む。
持続可能な未来への
責任と挑戦。
限りある資源を
100年後の子供たちへ

樹木は腐ったり燃やしたりすると、大気中に二酸化炭素を拡散していきます。しかし木炭にすることで、二酸化炭素の放出量を抑えることが可能になります。この木炭にする炭焼きの工程の中で採取されるのが、木酢液です。環境保護と持続可能な未来を実現するためにも、木酢液を活用した製品を創り出すことが当社の大きな役割です。人が森に入り適度に伐採することが木々の立ち枯れを防ぎ、結果的に森林保護にも繋がります。森を守ることは動植物の多様性を促すだけでなく治水対策にもなり、土砂崩れなどの災害防止といった国土保全にも役立つと考えています。

焦らず急かさず、
じっくりと丁寧に。
食に繋がるものには、
徹底した「安心」を

当社が手掛ける「木酢液」は、手間暇をかけた高品質な製品です。木酢液は樹木から簡単に採取できるため、中には品質管理の行き届いていない製品が販売されていることもあります。しかし当社では、採取から製造までに時間と手間をかけ、生産者ともこまめに連携をとることで常により良い製品を製造することに取り組んでいます。また特許技術だけでなく、品質管理に関する国際認証も取得しました。高度な精製技術で、年間40万リットルの「木酢液」を仕入れています。

木酢液ができるまで Process Process

STEP.01

炭焼きと採取

当社の木酢液は、楢(なら)の木を主体とする広葉樹を使用。炭焼きの工程で出てくる煙が、長い煙突を通るうちに冷却され、結露させることで粗木酢液が採取されます。排煙温度によって「ホルムアルデヒド」や「タール」などの有害物質の含有量が変化するため、最も安全に利用することができる90度~150度のものだけを採取しています。

「木酢液」の主な仕入れ先は、木炭の生産量日本一を誇る岩手県の生産者からです。木炭製造の副産物である木酢液が、生産者の二次的な収入にもなっています。当社では高品質な木酢液を原料に、安心安全な製品を生み出しています。

STEP.02

貯留と精製

採取直後の木酢液にはタールなどの有害物質が含まれており、粗木酢液と呼ばれています。木酢液は採取が簡単なため、粗木酢液の段階で製品化されているものも多くありますが、当社では安全性にこだわり、6か月以上の静置貯留と精製工程を経たものだけを使用しています。

静置貯留を行うことで酸化重合を促進させ、溶存タールなどを分離し、ろ過材を通過させることで夾雑物(きょうざつぶつ)やタール粒子を徹底的に除去します。その後、製品化されますが、食品などに利用する場合は精製液を蒸留することで、さらに厳しい基準を設けています。

STEP.03

飼料や農業資材等への製品化

木酢液の効果をより引き出せるよう、当社では6か月以上貯留タンクに置いて熟成させ、ろ過材を通し精製していきます。さらに品質にぶれがないようチェック項目を定め、徹底した管理を実施。また木酢液に限らず、他の原料も厳選しロット管理をしてトレースができる体制にすることで、お客様の要望に臨機応変に対応できるよう取り組んでいます。