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Forest of TENJU 天樹の森

農研テクノが守る
命豊かな森林
「天樹の森」
About Forest of TENJU

「天樹の森」とは、当社が岩手県葛巻町に保有する森林です。自然の恵みを受けて企業活動を行うことに感謝し、この豊かな自然を未来へとつなげていきたいとの願いを込めて「天樹の森」と名付けました。

炭焼きの原木となる楢(なら)などの広葉樹林は、人が森に入り、適切な木々の量に制限することでその成長は促されます。伐採した切り株からは新しい命が芽吹き、20~30年かけて原木になります。適切に人が森へと立ち入り手入れをすることが「健康な森を育てる」ことには欠かせません。澄んだ空気が流れる森林には陽光が差し込み、そこには様々な草花が生い茂っていきます。さらに草花を求める昆虫やそれを餌とする小動物が繁殖し、多様な動植物が出現する「生命の循環」が生まれます。

そして、伐採した樹木を無駄にしないために古来より人は炭を造り、さらにその炭焼きの工程で生じる木酢液に有用性を見つけ出しました。私たちはその木酢液の可能性を追求し、自然の恵みを活用するだけでなく、植林・育林を通じて森林環境の保全に貢献すること、さらには地域社会との交流や教育の場として提供することにも取り組んでいます。当社では葛巻町の地域自治体と森林組合を交えた3社間で協力し合いながら森林保護を目的とした活動に取り組んでいます。

岩手県葛巻町、
山々に囲まれた
自然豊かな土地
This area is full of nature

「天樹の森」があるのは、岩手県葛巻町。木酢液を製造する当社の岩手工場がある二戸郡に隣接した、人口5,000人ほどの小さな街です。標高400mの場所に「天樹の森」はあり、周囲は1000mを超える山々が連なる北上山系に挟まれています。そのため年に数回は氷点下30度を下回るほど、寒さ厳しい場所でもあり、一方では豊かな自然のエネルギーが満ち溢れた場所でもあります。

葛巻町は、この自然の力を活用しようと、風力発電や太陽光発電、バイオマスエネルギーといったクリーンエネルギーで、エネルギー自給率100%を達成し、自然と人が共存する森づくりに取り組んでいます。当社の理念や考え方と共鳴する点が多くあることから、共に手を取り合い歩んでいます。

自然を守り、
育むことで、
未来へと紡いでゆく
Keeping the Earth and Future

豊かな自然を守り続けるには人が森に入り、手入れをする必要があるのは先述した通りですが、その知恵を未来へ伝えていくことも重要です。天樹の森は地元の小・中学校の生徒たちの学びの場としても開放しています。実際の森へと立ち入り、その厳しさと美しさを目のあたりにしながら、植樹・下草刈り・伐採・薪づくり等を学んでいきます。